2011年4月28日木曜日

鶴岡

庄内空港から乗った車が鶴岡公園にさしかかるとちょうど桜が満開でした。
この公園の中には、昨年オープンしたばかりの藤沢周平記念館があります。
所用で鶴岡に出かけることとなりましたが、鶴岡と聞いてまず頭を過ったのは
藤沢周平とその作品に出てくる「海坂藩」のこと。

所用を片付けてさっそく藤沢周平記念館を訪れました。
藤沢作品は8~9割方読んで居ると思っていたのですが、並んでいる多くの本をみると
案外半分ぐらいしか読んで居ないように思えてきました。
読書記録を残しているわけでもなく、読んでも次々と忘れていくので、
どれだけの作品を読んだか自分でも正確なところは良く判りません。
開館一周年を記念して「『用心棒日月抄』の世界特別企画展」が開かれていました。

藤沢周平の原作で映画化されたものは
「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「武士の一分」「蝉しぐれ」「花のあと」など
沢山あるのですが、まもなく「小川の辺(ほとり)」という映画が公開されるとのこと。
短編だと思うのですが「小川の辺」というのはちょっと思いださないので
読んでいないかも知れません。
そうそう、藤沢周平とは無関係ですが、本木雅弘主演の「おくりびと」もこの地方の話でした。

翌日は山伏修行で有名な羽黒山に脚を伸ばしました。
登山口(羽黒センター)でバスを降り、随神門をくぐって谷へ降り雪道を登り返すとすぐに五重塔。
ここから山頂までは杉並木の間の石段(2400段超)を40分ほど登ります。
山頂にはまだかなりの雪が残っていました。
三神合祭殿は屋根の葺き替え?作業中、全貌が良くわからず残念でした。
鐘楼は茅葺屋根を太い柱が支えています。
山上の諸堂を一通り見終わった頃、パラパラと雨が降り始めたので急いで山を下りました。

2011年4月23日土曜日

相田みつを展

現在、堺市立東文化会館で相田みつを展が開かれています。
今日はウィークデイの上にあいにくの雨だったもので、
観客が予想より少なく、静かな雰囲気の中でゆっくり見ることができました。

東京の「相田みつを美術館」へも行ったことがあるし、本も数冊持っているので、
始めて目にする作品は少なかったのですが、何度見ても良いものは良いですね。
こんな作品があります。
大震災の今だからこそ、心にしみるものがありますね。


2011年4月21日木曜日

大津でセミナー

一旦、春の陽気に慣れた身体には、昨日、今日の寒さが堪えますね。

某生保さん主催のセミナーが大津であり、講師として行って来ました。
落語家が高座に出ても、その時々でノリ(手ごたえ)が異なると言いますが、
近頃少しその気持ちがわかりかけてきました。
どうせ前立腺がんの体験談が中心ですから、話は毎回さほど変わらないのですが
(時間の長短によって多少コンテンツをいじくりますが)
会場の雰囲気はやはりそのたびに異なりますね。
その雰囲気を察知しながら、上手に話ができれば一番良いんでしょうけど、
こちらは素人ですから、そんな器用なことはできないんですよね。
でも、今日は始め眠たそうな顔をしていた人も、だんだん目を開いて聞いてくれていましたから、
たぶんそう悪いできではなかったんでしょう。
「リラックスは必要だが、集中は欠かせない!」・・・この辺の頃合いが難しいと思っています。

2011年4月17日日曜日

六甲全縦

ここのところ走る話が多いのですが、これには訳があります。
来月のゴールデンウィークに「萩往還250km」という大会がありますが、それを目指してのトレーニングです。
山口県下の周回コース250kmをほぼ寝ないで48時間以内に戻ってこなければいけませんから、レースというよりは修行(巡礼)に近いですね(^^;

普通はそれ相応のレベルの人が出場する大会なんですが、私は普段はろくに満足な練習もしていないので、3月以降大慌てで泥縄式トレーニングをやっているところです。
1月~2月は 70~80km/月 しか走っていなかったのですが、3月は210km、4月もこの六甲縦走で約200kmになりました。
月間200kmというと、一般の方は凄い距離だなと思われるかもしれませんが、ウルトラランナーにとっては普通と言うかむしろ少ない方かもしれません。

六甲全縦というのは須磨浦公園から宝塚までの約55kmですが、これをどのぐらいのタイムで、どのぐらいの疲労度で行けるのかが、私の場合、自分の走力を測る物差しになっています。
先月までは縦走そのものが難しいというレベルでしたが、今月始めにようやく完走することができました。
それから2週間、今回が2回目の挑戦となります。

前回より45分ほどタイムを縮めて、8時間40分。
疲労度もややましになったので、ようやく脚ができ始めてきたようです。
そうは言っても過去の元気な時と比べると、まだせいぜい8割程度のできでしょうか。
年々衰える体力も合わせて考えると、この程度で良しとしなければいけないのでしょう。

本番までもう後2週間ですから、ハードな練習はたぶんこれが最後ですね。
後は調子を整えて、「萩往還250km」を走る(歩く)のみです。
出場する以上はやはり完踏を狙います!

2011年4月13日水曜日

六甲~有馬~宝塚

4/13はウィークデイですが、良い天気だったので午後から六甲へ。
宝塚から登り始めて、頂上下の一軒茶屋から魚屋道を通って有馬へ降りることに。
途中で筆屋道の分岐を発見、実はこの分岐に道標が立ったのはまだ比較的新しく、
私も始めてだったので、魚屋道を外れて筆屋道を辿ることに。
良く整備された遊歩道で「有馬温泉癒しの森」を通って瑞宝寺公園へ。
ここの紅葉は有名ですね。
随分昔ですが、秋の大茶会に参加したことがあります。
あとは有馬街道へ出て、一般ハイカーなら電車がバスに乗るのでしょうが、
そのまま有馬街道をとことこ走って176号線へ。
ここからはもうだらだら歩きとなりましたが、歩いて宝塚の自宅まで帰りました。
走ったり歩いたりで30kmぐらいでしょうか。

2011年4月10日日曜日

ダイトレ縦走

関西の山好きに「縦走路」と言えば、たいてい「六甲」か「ダイトレ(ダイヤモンド・トレール)」を
連想するようです。
ダイトレと言うのは、金剛山→金剛石→ダイヤモンドといういわばダジャレですから大阪人らしいネーミングかも。
4/10(日)は、ダイトレ縦走大会(登山の部:36km)に参加してきました。
ランの部もあるのですが、今回はヨメさんも出場するのでおつきあいですね。
リタイヤ覚悟だったのですが、予想がはずれて9時間15分で全コースを踏破しました。
昔、現役ランナーだった頃は5時間半もあればすんなり走り切っていたのですが、
今やウォークでもけっこう疲れるようになりました。
歩いてこれぐらいの疲労度だったら、始めから走っていたらどうなっていたんでしょう(冷汗)

2011年4月8日金曜日

家電トラブル

近頃相次いで我家の家電にトラブルが発生しています。

まずは冷蔵庫。
どうも冷えないと思って温度計で測ったら「強」でも10度以上ありました。
17~8年経った2世代も前のやつだから、「修理できたとしても8万以上かかる」と言われ、
あっさりあきらめて買い換えることに。
展示品の現品限りで約半額だったから、ほぼ修理代で買えました。
省エネにもなったことだからまあこれは良しとしましょう。

次はホームコタツ。
ヒーターが点きません。
横長のやや大型テーブルだったので、コタツユニットも横長の34cmx28cm。
調べてもらいましたが、このサイズは今はもうないそうで、汎用品なら29cm角。
テーブルの桟を付け替えないとだめですが、裏面ですから素人の日曜大工でも
たぶんなんとかなるでしょう。
しかし、やっぱり現物を見ながらの方が確かでしょうね。
取り寄せもできなくはないが、入荷予定は10月末だとか。
今さら急ぐわけでもなし、汎用ヒーターの入荷を待つことにしました。

そのまた次はガスファンヒータ。
ヨメさんが点灯スイッチを押したところ、ボンッという音と共に、火が付かなくなりました。
その後、時間をおいて数回試しましたが点灯せず。
ぼ~っと煙が出る時も。
ガス屋に見てもらった時も煙が立ち上がったので、即「これはもうダメ!」と言われました。
ファンヒータも、今から買うには時期外れなんですよね。
したがってこれも次の冬が来るまで先送り。

こう立て続けに色々出てくると、次は何かと考えてしまいます。
時々PCの動作がおかしいのですが・・・大丈夫か?(冷汗)

2011年4月6日水曜日

BSプレミアムで映画鑑賞

NHK-BSプレミアムで山田洋二監督推薦の映画100本の放映が始まりました。
夜10時からなので、布団に潜りこんで見ております。
4日は小津安二郎監督の「東京物語」。
有名な映画なので中身には触れませんが、笠智衆のつぶやくような会話が秀逸でした。
原節子、杉村春子・・・皆さんお若いですね。

5日は木下恵介監督の「二十四の瞳」。
これは何度か見た映画でしたが、童謡を背景に小豆島のなつかしい田舎の風景が映し出されるだけで、すぐに目がうるんできます。
子供達が親に内緒で、怪我で休んでいる大石先生に会いに行く場面があります。
遠くに来てしまった不安で、一人が泣き始めると次々と泣きながら
それでも全員で歩き続けるのですが、
同じような記憶が私の子供時代にもあるんですね。
人数が複数だったという意味では、この「二十四の瞳」の場面に似ているし、
帰り道が心細かったという意味では、芥川龍之介の「トロッコ」に似ています。
こういう場面に出くわすと、子供の頃の甘くて「辛かった」思い出と重なり、
ほとんど号泣してしまいます。

2011年4月2日土曜日

「六甲全縦」

六甲全縦はずいぶんご無沙汰なんで、文字通り「チャレンジ」という感じになりました。
須磨浦公園スタート8:15。
先週の淡路島一周リタイヤ以来、連日走っているので、尻と太ももの裏の筋肉に疲労物質がたまり、やや無理を押しての「全縦」です。
スタート直後の登りから脚が思うように動かず、先が思いやられます。
高倉台の先にある400階段もよれよれ。前半のハイライト菊水山の登りでは足がちぎれそぉ~。
桜茶屋着12:45(4時間半、ここでおばちゃん相手に缶ビール休憩:10分)

摩耶山の登りが、また辛いのなんの。
ここから後がろくに走れません。
昼過ぎまでは温かい良い天気だったんですが、徐々に冷えて来て、風も出てきました。
ガーデンテラスからはウインドブレーカーを着こみ、鼻水をたらしながら
一軒茶屋から東六甲縦走路を駆け下り(あまり走れず、歩きが多かったのですが)
麓の塩尾寺に着いたのが17:40(9時間25分)
一応ヘッドライトの用意もしてたんですが、これは使わずに済みました。
一般登山者から見れば速いように思えるでしょうが、
トレイルランナーとしてはあまり褒められたタイムではありません。
全体的に歩きが多く、ボロボロでした。