2011年4月6日水曜日

BSプレミアムで映画鑑賞

NHK-BSプレミアムで山田洋二監督推薦の映画100本の放映が始まりました。
夜10時からなので、布団に潜りこんで見ております。
4日は小津安二郎監督の「東京物語」。
有名な映画なので中身には触れませんが、笠智衆のつぶやくような会話が秀逸でした。
原節子、杉村春子・・・皆さんお若いですね。

5日は木下恵介監督の「二十四の瞳」。
これは何度か見た映画でしたが、童謡を背景に小豆島のなつかしい田舎の風景が映し出されるだけで、すぐに目がうるんできます。
子供達が親に内緒で、怪我で休んでいる大石先生に会いに行く場面があります。
遠くに来てしまった不安で、一人が泣き始めると次々と泣きながら
それでも全員で歩き続けるのですが、
同じような記憶が私の子供時代にもあるんですね。
人数が複数だったという意味では、この「二十四の瞳」の場面に似ているし、
帰り道が心細かったという意味では、芥川龍之介の「トロッコ」に似ています。
こういう場面に出くわすと、子供の頃の甘くて「辛かった」思い出と重なり、
ほとんど号泣してしまいます。

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