世界文化遺産姫路城の鯱鉾も、このたびの改修工事で新しいものと取り換えるとか。
今日、その鯱鉾の窯出しのニュースが流れていました。
奈良県平群町の窯元で制作したとのことですが、窯出しの瞬間の緊張はものすごいでしょうね。
先日姫路城に行った時に、代々の鯱鉾の実物が展示されており、その写真を撮っていたので、改めてじっくり見直してみました。
二つを横に並べるとこのようになります。
左が「明治」の改修時、右が「昭和」の改修時のものですが、全然仕事の密度が違いますね。
アップで見比べていただければ一目瞭然です。
「明治」のは扇型の鱗が一枚ずつ立体的に重なり、まるで手彫りの彫刻のようですが、
「昭和」のは型に押しつけてつくった粘土のイメージが拭いきれません。
高い屋根の上ですから、下から見上げてもディテールの違いはわからないと思いますが、
こういうものはやはり作品に込められた精神性も大切でしょう。
平成の職人も、おそらくこれらに負けじと良い仕事をしてくれているはずですが、
結果的にはやはり時代の空気が映し出されるのでしょうね。
さあ、「平成」の鯱鉾はどんな出来栄えなのか・・・ぜひ一度近くで確かめてみたいものです。
2012年2月12日日曜日
”茶話会”のお知らせ
講演と言っても、私の場合はがんの体験談を中心にお話しをすることがほとんどですが、
昨年秋以降しばらく何もなかったのですが、今月はめずらしく3回あります。
重なる時ってこういうものなんですね。そのうち2回はすでに終わりました。
まずは広島。久しぶりに広島在住の同級生と旨い地酒で旧交を温めてきました。
同じ週にこんどは福岡でしたが、こちらは講演の翌日に吉野ヶ里まで足をのばし、昨夜帰ってきたところです。
これらはどちらも保険・金融関係の集まりでしたから、特にお知らせはしなかったのですが、
次はどなたでもお越しいただける「茶話会」なので、ここでもお知らせさせていただきます。
余談ながら、吉野ヶ里公園は遺構だけを頼りに上部の建物を復元しているわけですが、公園ゆえ、人の立ち入る建物はすべて建築基準法や消防法がかかるということで、あちこち現代風にアレンジされており(分電盤が目立ったり、上部まで突き抜けるはずの丸柱が1階で切れていたり、手すり高さが110cmだったり)、広大な公園だと思って散策するには良い施設だと思いますが、「復元」という眼でみると興ざめな部分も目立ちました。
学術的な施設と思って行ったのですが、公園もしくはレジャー施設としての色合いを強く感じてしまいました。
昨年秋以降しばらく何もなかったのですが、今月はめずらしく3回あります。
重なる時ってこういうものなんですね。そのうち2回はすでに終わりました。
まずは広島。久しぶりに広島在住の同級生と旨い地酒で旧交を温めてきました。
同じ週にこんどは福岡でしたが、こちらは講演の翌日に吉野ヶ里まで足をのばし、昨夜帰ってきたところです。
これらはどちらも保険・金融関係の集まりでしたから、特にお知らせはしなかったのですが、
次はどなたでもお越しいただける「茶話会」なので、ここでもお知らせさせていただきます。
「がん患者さんとご家族のための”茶話会”」
・日時: 2月25日(土)13:00~15:00
・場所: ホテルグランヴィア大阪(JR大阪駅直結)20階 鳳凰A
・お茶とケーキが付いてお一人1000円
メインゲストは肉腫患者でプロダンサー(元ミス日本!)の吉野ゆりえさん。
私は脇役として、ちょっぴりお話をさせてもらうだけですが、吉野ゆりえさんはアナウンサーでもあるので、お話はもちろんお上手。聞きごたえがあると思います。
申込はメール(または往復葉書)にて、2/16必着です。
◆メール:team.sawakai@gmail.com
◆往復ハガキ:
〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-7-14 大京ビル206号
茶話会事務局宛て
(記入事項)
①参加人数
②参加者全員の氏名・性別・年齢・立場【患者/家族/その他( )】
③ご本人の郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス
詳細はこちらからご覧ください
http://www.cancerchannel.jp/posts/2012-02-25/12625.html
余談ながら、吉野ヶ里公園は遺構だけを頼りに上部の建物を復元しているわけですが、公園ゆえ、人の立ち入る建物はすべて建築基準法や消防法がかかるということで、あちこち現代風にアレンジされており(分電盤が目立ったり、上部まで突き抜けるはずの丸柱が1階で切れていたり、手すり高さが110cmだったり)、広大な公園だと思って散策するには良い施設だと思いますが、「復元」という眼でみると興ざめな部分も目立ちました。
学術的な施設と思って行ったのですが、公園もしくはレジャー施設としての色合いを強く感じてしまいました。
2012年2月6日月曜日
近畿自然歩道トレールラン
2月4日は立春ですが、国際対がんデーでもあります。
私もなにかイベントでお付き合いということで、姫路方面の近畿自然歩道トレールランに参加してきました。ロードも合せると計38km。
JR姫路駅からスタート、姫路城~増位山~広峰山~書写山~姫路城をぐるっと回って、また姫路駅に戻るコースです。
現役バリバリのランナーと一緒ですから、わたしゃおくれじと必死でした。
なんとか走り切りましたが、途中から左ひざが痛みだし、今日もあちこち筋肉痛。
情けないことです。
3つの山にはそれぞれ謂れのある神社や寺があったので、なかなか面白いコースでした。
増位山には随願寺。その境内にある榊原忠次の墓所というのが実にユニーク。
亀の背に石碑が載っているのですが、この石碑の文字をすべて解読すると亀が動き出すとか。
ちなみに、大相撲の増位山は姫路出身で、この山にちなんだ四股名だそうです。
広峰山には素戔嗚尊を祭った広峯神社があり、ここでひと休憩。
広峰山を下って氷室池に出るまでは、かなりのガレ場。足元には要注意です。
3つ目の山、書写山には謂わずと知れた西国27番札所圓教寺があります。
昨年12月に納経に訪れたから、ここはまだ記憶に新しいのですが、
前回はロープウェイですんなり上がりましたが、今回は裏側からの山道伝い。
境内に入ったところで、野生の小鹿を見つけました。
鹿は近頃増えすぎて、農作物の被害が大きくなり、猟銃で撃ち殺すことも多いようですが、(人間は勝手ですね)境内なら安全と知っているのか、カメラを構えて近づいても平然としていました。
書写山を下り、ロードを走って姫路城へ。
天守閣が工事中だったのですが、仮囲いに登って天守閣を間近で見られると聞き、入って見ることに。
天守閣の仮囲いは想像以上に規模が大きなものでした。周囲に広い作業&荷置スペースがあり、さらに広い見学スペース(7~8階:エレベータで上がります)まであるのですから、仮囲いと言うより、大スパンで何層もの吹き抜けを持つ鉄骨の大工場という雰囲気でしたね。
近くで見ると天守閣はほんとにデカイ。多くの作業員が瓦葺き等の作業をしていましたが、あとまだ3年かかると聞いて
さもありなんと素直に納得しました。
出来上がってからもう一度見に来たいものです。
私もなにかイベントでお付き合いということで、姫路方面の近畿自然歩道トレールランに参加してきました。ロードも合せると計38km。
JR姫路駅からスタート、姫路城~増位山~広峰山~書写山~姫路城をぐるっと回って、また姫路駅に戻るコースです。
現役バリバリのランナーと一緒ですから、わたしゃおくれじと必死でした。
なんとか走り切りましたが、途中から左ひざが痛みだし、今日もあちこち筋肉痛。
情けないことです。
3つの山にはそれぞれ謂れのある神社や寺があったので、なかなか面白いコースでした。
増位山には随願寺。その境内にある榊原忠次の墓所というのが実にユニーク。
亀の背に石碑が載っているのですが、この石碑の文字をすべて解読すると亀が動き出すとか。
ちなみに、大相撲の増位山は姫路出身で、この山にちなんだ四股名だそうです。
広峰山には素戔嗚尊を祭った広峯神社があり、ここでひと休憩。
広峰山を下って氷室池に出るまでは、かなりのガレ場。足元には要注意です。
3つ目の山、書写山には謂わずと知れた西国27番札所圓教寺があります。
昨年12月に納経に訪れたから、ここはまだ記憶に新しいのですが、
前回はロープウェイですんなり上がりましたが、今回は裏側からの山道伝い。
境内に入ったところで、野生の小鹿を見つけました。
鹿は近頃増えすぎて、農作物の被害が大きくなり、猟銃で撃ち殺すことも多いようですが、(人間は勝手ですね)境内なら安全と知っているのか、カメラを構えて近づいても平然としていました。
書写山を下り、ロードを走って姫路城へ。
天守閣が工事中だったのですが、仮囲いに登って天守閣を間近で見られると聞き、入って見ることに。
天守閣の仮囲いは想像以上に規模が大きなものでした。周囲に広い作業&荷置スペースがあり、さらに広い見学スペース(7~8階:エレベータで上がります)まであるのですから、仮囲いと言うより、大スパンで何層もの吹き抜けを持つ鉄骨の大工場という雰囲気でしたね。
近くで見ると天守閣はほんとにデカイ。多くの作業員が瓦葺き等の作業をしていましたが、あとまだ3年かかると聞いて
さもありなんと素直に納得しました。
出来上がってからもう一度見に来たいものです。
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