7時に宿を出る。少し肌寒かったが、山道を登り始めるとすぐ汗がじんわり。展望の開けたポイントに着く頃には、朝日もすでに山の端から離れていた。
途中、一旦車道を横切りさらに階段を登り切ると、26番、金剛頂寺の山門に到着。
ここの正月用の飾りつけは、クロスに立て掛けられた日章旗と寺の旗。
24番の最御崎寺が室戸東寺と呼ばれるのに対し、ここは室戸西寺という呼び名もある。
ここの山門にもでかい藁草履が。
山門をくぐると水引を意味したものでしょうか、紅白の輪が並んでおり、その向こうに本堂の姿が。
納経を済ませ、次に向かうが境内が広くてちょっとわかりにくい。
祠の横を通り、宿坊の方角をしめす案内はあったが、そのまま宿坊に入ってしまいそうな気がして、裏側の道を進む。
こんな観音さんもあったので、メインの通路に違いなかろうと思っていたのだが、
車道に出てそのまま下っていると、なんとぉ、始めに横切った山門の下までやってきた。(焦)
あわてて廻れ右。往復で1kmぐらいは余分な道をあるいたかも(^^;
このような山道を下っていくと集落に出る。
白い袋をかぶせた果樹林が見えて来て、なんだろうと思っていたたが、どうやら枇杷のようだ。
国道と平行して走る道を進んでいると、大きなクジラの像が現れた。何の建物かは判らずじまいだが(^^;
自生している水仙もあちこちで見かけた。
国道に架かった橋とその向こうに海が見える。
こんな石積の塀も。
この川を渡り、しばらく行くと道はだんだんと山の中に入っていく。
国道は海沿いを走っているが、できるだけ旧道を通りたい。
峠からは光る海が見える。
山中でお墓参りをしている家族の横を通りかかると、奥さんがあわてて軽四のなかからミカンを取り出し、
「この時期、この道を歩くのはプロのお遍路さん、これは今年の初接待です。」
プロのお遍路には首をかしげながらも、ありがたく大きなミカンを頂戴した。
山を下ってさっそく食べたが、甘い汁が乾いた喉を潤し、まっことうまかったぜよ。^^v「この時期、この道を歩くのはプロのお遍路さん、これは今年の初接待です。」
プロのお遍路には首をかしげながらも、ありがたく大きなミカンを頂戴した。
色んな岩を目で楽しんだり、トンビの姿を追いかけたり、
川を渡るときは風景を楽しんだりしている間に、
いつのまにか奈半利町から田野町に入り、古い民家が残っている街並みを見ながら進む。
民家の妻側にも瓦が段段に葺かれているものが多い。
電線に並んだ鳩。
トンビを写すのはなかなか難しいが退屈しのぎには良い。
27番、神峰寺(こうのみねじ)は片道4kmを往復しなければならないので、先に宿に寄って荷物を軽くすることにし、国道沿いに海をみながらまっすぐ進む。
安田川を渡るともうすぐだ。鯨かと思いながら写真を撮ったけど、良く見れば鮎でした。
民宿に到着。
足の裏に肉刺もできかかっていたので、腰を落ち着けると気力が萎える。必要最小限の荷物だけを持って、エイヤっとそのまま出かけることに。
1時間ほどで、標高430mまで一気に登って神峰寺の山門に到着。あとは下るだけと思うと、とりあえずホッとする。
ここの仁王さんはど派手な朱色。
この奥の階段を登ると、左手に本堂、右手に大師堂がある。
お大師さんの像。
本堂。
帰り道、文亘の畑。
ハウスに停まった鷺(だと思う)。
この花も良く見かけたが、名前は知らない。
宿から寺までは往復3時間ほどかかる人が多いようだが、2時間10分ほどで戻ってきたら、読みが外れたのか、まだ風呂の用意が出来ていないとか。
このあたりは夕陽が綺麗、運が良ければ”だるま”が見られると聞いて、浜に出てみることに。
なるほど、180度とは言わないまでも、160度ぐらいは水平線が見渡せる。
この日も比較的良い天気で、頭の上にはまだ青空が残っているものの、水平線付近には薄雲が横たわっており、夕陽が海に接する瞬間はみることが出来なかったが、広大な夕焼けには十分満足できました。
本日の行動距離。34km。
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