13日のセミナー「在宅医療を考える」(講師:関本クリニック 関本雅子医師)に続き、17日も類似のセミナー「どうなっている在宅医療の現状」(だいとうクリニック 大頭信義医師)を拝聴しました。
大頭医師は診断群分類包括評価制度(DPC)の及ぼす患者への弊害を強調されていましたが、
うんうんとうなずいて聞いていても、情けないことにセミナーが終わればその大部分がノーミソから消え去ってしまいます。
うろ覚えですが、こんなたとえもありました。
・入院していると、治療法と関係なく支払金額(病院の収入)は一定だから、骨転移の患者がメタストロン注を希望してもやってもらえない。
・入院時と別の部署の治療が必要になれば、一旦退院させられて、改めて外来を受診する必要がある。つまり、総合病院と言っても、患者にとってはなんら「総合」ではない。
・手術費などは定額とは別枠なので、初発患者は歓迎されるが、再発、再再発患者は敬遠され、行き場がない。がん難民の多発につながる。
以上、メモもとらずに聞いた話ですから、多少ニュアンスが間違っているかもしれませんが、いずれにせよ、我々患者にとって、このDPC制度というものは、あまり芳しいものではなさそうです。
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