小雨の降る中、西国33ヶ所の2番紀三井寺と3番粉河寺に行ってきました。
自宅から車で(^^;
紀三井寺は有名ですから、もっと由緒ある鄙びたところかと思っていたのですが、
さほどでもなかったですね。
みやげ物屋の正面、朱色の山門をくぐると、長い石段とその左側面の石垣が迎えてくれます。
ここの石がきは横に平べったい石を多く使っているんですね。
石段を登って右側には、新しくできた(平成20年)鉄筋コンクリート造の仏殿が設けられ、
中にはこれも新しく作られた金色に輝く大観音像(木造:千手観音)が祭られています。
中に入って3階まで上がってみたのですが、景色は大変良かったのですが、この建物が昨今流行りの納骨堂を兼ねていることも判りました。お寺のしたたかな商売気を覗き見たようであまり良い気持ちはしませんでした。
仏殿の反対側にある本堂は、手が加わっていないので、それなりの時代を経て来た渋さが感じられました。
寺はやはりこうあってほしいものです。
粉河寺は予想以上に立派な寺でした。大門をくぐり石畳を歩いていくと、大門よりも立派かと思える中門が現れます。
屋根の張り出しの構造とそのスケール感はさすがです。
中門をくぐって左手に見えるのが、石を多用した粉河寺の名園。いわゆる和風の庭園とは大きく異なるので、これが名園と言われても良くわからなかったのが正直なところ。
本堂は規模も大きく堂々たるたたずまいです。本堂横の大楠の根の張り方もただものじゃない。
平安時代にはすでに名刹として有名だったようで、今に残るいくつかの建物にも往時の七堂伽藍の面影が漂っています。
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