あまりゆっくりはできないので、2時間ほどを目安に尾道の散策。
海岸通りを東に歩き、海龍寺からこんどは逆に、山麓の寺院を縫うようにして引き返す。
JRの線路より山側には寺や墓が斜面に立ち並び、露地の坂や階段を歩いていると、海のすぐそばまで山が迫っている地形が実感できます。
千光寺へはロープウェイにて。艮神社の大楠木と民家の瓦屋根がすぐ眼下に。
展望所、文学記念館、本堂裏の巨岩の探検などは時間がないのでパス。
渡船で向島(むかいしま)に渡り、11時半頃から歩きはじめる。今日の宿(瀬戸田)までは30km少々。
海岸線に出るとまもなく岩子島との間に架かった赤い橋が見え、それに重なるように因島大橋が見えてくるが、実際に歩いてみると、二つの橋は以外に遠く、3km程離れていた。
数キロに渡って日影となるので、以前ここを走った時は暑さが厳しく大助かりでした。
海岸を離れて島の中を歩くこと約6km、途中で覚えているのはフラワーセンターぐらいか。
再び海岸腺に出ると小振りの斜張橋が見えてくる。
橋の下を潜り大きく廻り込みながら高度を上げ生口橋を渡ります。
生口島(いくちじま)でも右手に海を見ながら進みます。
瀬戸田高校までの2kmがかなり遠く感じたのは、少し疲れが出てきたせいかも。
ドライブイン風の店で、名物という柑橘系のジェラートを食べながら一休憩。
宿の近くの平山郁夫美術館に到着しましたのは4時半頃。
30kmを5時間・・・歩きとしてはまずまずでしょう。
美術館を見て(入館料800円)館内喫茶でコーヒー休憩。
出立は7時40分。
ど派手な耕三寺の門前を通り、海岸へ出てしばらく進むとひょうたん島が現れます。
ひょっこりひょうたん島のモデルで、島を見物する海賊船にも乗れるとか。
椰子の街路樹を見ながら進むと多々良大橋が見えてくる。これはスケールのでかい斜張橋。
橋の取り着きは階段を登ります。
5kmほどで大三島橋。スパン300m程ですからしまなみ海道としては小さなアーチ橋です。
昔も通っているはずなんですが、アプロ―チはほとんど覚えておらず、こんなんやったっけ・・・と新鮮でした(^^;
橋を一跨ぎ、塩で有名な伯方島(はかたじま)へ。
林立している造船所のクレーンの前を通り過ぎ、コンビニで簡単な昼食(冷やしうどん)。
10数年前に伴走をした「しまなみ海道遠足」(100kmウルトラマラソン)では、相方の視覚障害者が暑さで胃をやられ、このあたりでリタイヤとなってしまったので、これから先は未体験ゾーン。(バスでは通過したんですが)
伯方・大島大橋を渡って大島へ。
橋を渡り切って振り返ったところです。
海を左手に見ながら進みます。
このあたりの島々は村上水軍などの海賊の根城だったようで、史跡もあちこちに。
道は海を離れて島の中央を縦断し大島南インターの入り口を過ぎると来島海峡大橋が見えてきて、螺旋状の自転車・歩行者道で橋に取り着きます。
大島方面を振り返る。先ほどこの下を通過してきました。
ともかくスケールがでかい!
渡り始めると、次々に展開する景色も最高!
瀬戸内の島々を眺めながら約6kmの橋を渡り終える。ここまでで約40km。
そのまま国道317沿いを歩いて4時半頃に今治に到着。約46km。
連休につき今治や高松など都市部のホテルや旅館はほぼ満室。止むを得ずJRで坂出に移動し、7時頃にお遍路宿に到着。明日は直島へ向かいます。
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