2012年1月15日日曜日

三井寺と三橋節子

大津京(JR)~三井寺~三橋節子美術館~山科~蹴上~四条河原町(阪急)を歩いてきました。

三井寺(西国14番札所:園城寺)と言えば、広重の浮世絵「三井の晩鐘」が有名ですが、金堂に面したこの鐘楼(重文)は、環境庁の「残したい日本の音風景100選」にも選定されています。
この寺にはもう一つ有名な鐘がありますが、弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げたといわれている「弁慶の鐘」がこれ。(写真)
鐘楼の鐘はこれに倣って造り直したものだとか。


寺を出て山側へ歩くこと10数分で、今回のもう一つの目的地「三橋節子美術館」に到着です。
ご存知の方も多いと思いますが、彼女は鎖骨腫瘍により片腕を切断。
しかしその後も絵を描き続け、自分の死と向き合いつつ、幼子のために何冊かの絵本を残します。
昔「湖の晩鐘」「花折峠」などを見た時の強烈な印象が、未だに強く残っています。
10分ほどのビデオを見てから、展示室へ。
彼女は、小川に横たわる自己の涅槃像(静かに、でもどこか優しさが漂う)を何枚も書いているんですよね。
がんとの”闘い”は、おそらくすでに終わっていたのでしょう。
「たとえ死んでも、私はあなた達を見守っています」という精一杯のメッセージだったのではないでしょうか。
二人の幼子へ宛てた最後(死の1週間前)の手紙は、途中で涙が出そうになって、最後までちゃんと読めませんでした。
彼女の描いた「三井の晩鐘」はこれです。(写真)

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