2013年5月4日土曜日

しまなみ海道

新大阪発6時50分のさくら543号に乗り、尾道に着いたのは8時半。
あまりゆっくりはできないので、2時間ほどを目安に尾道の散策。
海岸通りを東に歩き、海龍寺からこんどは逆に、山麓の寺院を縫うようにして引き返す。
JRの線路より山側には寺や墓が斜面に立ち並び、露地の坂や階段を歩いていると、海のすぐそばまで山が迫っている地形が実感できます。

西國時に向かう途中で複雑な坂道の狭い露地に迷い込み、あわや方向感覚を見失いチト焦りました。
千光寺へはロープウェイにて。艮神社の大楠木と民家の瓦屋根がすぐ眼下に。

展望所、文学記念館、本堂裏の巨岩の探検などは時間がないのでパス。

小走りで町に降り来て、急いで尾道ラーメンで腹ごしらえ。腹が減っては戦は出来ぬ。

渡船で向島(むかいしま)に渡り、11時半頃から歩きはじめる。今日の宿(瀬戸田)までは30km少々。
海岸線に出るとまもなく岩子島との間に架かった赤い橋が見え、それに重なるように因島大橋が見えてくるが、実際に歩いてみると、二つの橋は以外に遠く、3km程離れていた。

因島大橋は上下2段になった吊り橋で、歩行者や自転車は下を渡る。
数キロに渡って日影となるので、以前ここを走った時は暑さが厳しく大助かりでした。

因島(いんのしま)に渡ると海岸縁の公園で恐竜が出迎えてくれます。

海岸を離れて島の中を歩くこと約6km、途中で覚えているのはフラワーセンターぐらいか。
再び海岸腺に出ると小振りの斜張橋が見えてくる。

橋の下を潜り大きく廻り込みながら高度を上げ生口橋を渡ります。
しまなみ海道のほとんどすべての橋に言えることだが、取り着きにはかなりの標高差があるので、かなり大きく迂回する坂を登ったり、歩行者専用階段を登ったりしなければなりません。


生口島(いくちじま)でも右手に海を見ながら進みます。
瀬戸田高校までの2kmがかなり遠く感じたのは、少し疲れが出てきたせいかも。
ドライブイン風の店で、名物という柑橘系のジェラートを食べながら一休憩。
宿の近くの平山郁夫美術館に到着しましたのは4時半頃。
30kmを5時間・・・歩きとしてはまずまずでしょう。
美術館を見て(入館料800円)館内喫茶でコーヒー休憩。

1km程離れた宿に着いたのは5時半過ぎでした。

出立は7時40分。
ど派手な耕三寺の門前を通り、海岸へ出てしばらく進むとひょうたん島が現れます。
ひょっこりひょうたん島のモデルで、島を見物する海賊船にも乗れるとか。

道端にハナミズキと並んでレモンが植えられているのはさすが産地と言ったところ。

椰子の街路樹を見ながら進むと多々良大橋が見えてくる。これはスケールのでかい斜張橋。
橋の取り着きは階段を登ります。

大三島(おおみしま)に渡り、初めて左に海を見ながら進みます。
5kmほどで大三島橋。スパン300m程ですからしまなみ海道としては小さなアーチ橋です。
昔も通っているはずなんですが、アプロ―チはほとんど覚えておらず、こんなんやったっけ・・・と新鮮でした(^^;

橋を一跨ぎ、塩で有名な伯方島(はかたじま)へ。
林立している造船所のクレーンの前を通り過ぎ、コンビニで簡単な昼食(冷やしうどん)。

10数年前に伴走をした「しまなみ海道遠足」(100kmウルトラマラソン)では、相方の視覚障害者が暑さで胃をやられ、このあたりでリタイヤとなってしまったので、これから先は未体験ゾーン。(バスでは通過したんですが)
伯方・大島大橋を渡って大島へ。
橋を渡り切って振り返ったところです。

海を左手に見ながら進みます。

このあたりの島々は村上水軍などの海賊の根城だったようで、史跡もあちこちに。

道は海を離れて島の中央を縦断し大島南インターの入り口を過ぎると来島海峡大橋が見えてきて、螺旋状の自転車・歩行者道で橋に取り着きます。


大島方面を振り返る。先ほどこの下を通過してきました。

ともかくスケールがでかい!

渡り始めると、次々に展開する景色も最高!


瀬戸内の島々を眺めながら約6kmの橋を渡り終える。ここまでで約40km。

そのまま国道317沿いを歩いて4時半頃に今治に到着。約46km。
連休につき今治や高松など都市部のホテルや旅館はほぼ満室。止むを得ずJRで坂出に移動し、7時頃にお遍路宿に到着。明日は直島へ向かいます。

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